「最近、背中が丸くなった気がする」「身長が少し縮んだかも」――そんな変化を感じていませんか?骨粗しょう症は「痛みがないまま進む」ことが多く、気づいたときには骨折しやすい状態になっていることも少なくありません。当院では、DXA法による骨密度検査と、骨粗しょう症学会認定医による最新治療で、皆さまが「いつまでも自分の足で歩き続けられる」よう、サポートしています。

骨粗しょう症とは

こんな変化、気になっていませんか?
骨粗しょう症は「沈黙の病気」とも呼ばれ、痛みを感じないうちに進行します。次のような変化がある方は、一度ご相談ください。
| 気になるサイン | 考えられること |
| 若いころより身長が2cm以上縮んだ | 背骨(椎体)の圧迫骨折の可能性 |
| 背中や腰が丸くなってきた | 背骨の変形・姿勢悪化 |
| 壁に背をつけると、後頭部が壁につかない | 円背(猫背)が進んでいるサイン |
| 動き始めに腰や背中が重だるい・痛い | いつのまにか骨折が潜んでいる場合も |
| 転んで手首・股関節を骨折したことがある | 骨折連鎖のリスクが高い状態 |
ポイント:「痛くないから大丈夫」ではありません。痛みが出てからでは、すでに骨折が起きていることも。痛くなる前に検査・治療を始めることが大切です
一度の骨折が連鎖する──「骨折連鎖」を防ぐために
骨粗しょう症で最も怖いのは、一度骨折すると次の骨折を引き起こしやすくなる「骨折連鎖」です。

当院の骨密度検査:DXA法(腰椎・大腿骨)
骨密度の測り方にはいくつかの種類があります。当院では、日本骨粗鬆症学会のガイドラインでも推奨されているDXA(デキサ)法を採用しており、腰椎と大腿骨の両方を同時に測定できます。
| 検査方法 | 測定部位 | 精度 | 特徴 |
| DXA法★当院 | 腰椎・大腿骨 | ◎最も高い | 診断・治療効果の判定に最適。ガイドラインで推奨されている。 |
| 超音波法(QUS) | かかとetc | △簡易的 | 検診でのふるい分け目的。精密診断に不向き |
| MD法 | 手 | △簡易的 | 初回診断可。治療効果判定に不向き |
検査は横になるだけで、痛みはまったくありません。時間も5〜10分程度で終わります。
治療の進め方:お薬&骨の環境の改善
骨粗しょう症の治療は「骨折を防ぐこと」が最大の目標です。患者さんの年齢、骨密度の値、生活習慣、他の病気(リウマチ・糖尿病など)を総合的に考慮しながら、オーダーメイドで対応しています。
骨を壊す力を抑える薬(ビスホスホネート、デノスマブなど)と、骨を作る力を高める薬(テリパラチド、ロモソズマブなど)があります。どちらが適切かは、検査結果や骨折リスクをもとに判断します。
カルシウムの摂取だけでなく、吸収を助けるビタミンD、骨の質を保つタンパク質・ビタミンKを意識した食事が望ましいです。特に高齢の方はビタミンDが不足しがちなため、必要に応じてお薬でサポートします。
当院のリハビリでは体幹を鍛えることで背骨への負担を和らげ、バランス能力を高めることで「転ばない体」づくりをサポートします。

リウマチや糖尿病などの既往のある方は特にご注意を
特定の病気や薬の影響で骨が弱くなることを「続発性骨粗しょう症」と呼びます。
- 関節リウマチ:炎症が骨を壊すほか、治療に使うステロイド薬も骨密度低下の原因になります。
- 糖尿病:骨の質の低下がおこるとされ、リスクに応じて治療開始する必要あり
- 慢性腎臓病:骨を溶かすホルモンが亢進していることが多く、骨折リスクが高まります。
当クリニックは整形外科専門医、リウマチ専門医かつ骨粗しょう症認定医である院長のもと、これらの合併症をお持ちの患者さんに対しても、適切な骨管理を行っています。
よくあるご質問
- 骨の薬を飲み始めたら、一生やめられませんか?
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一生飲み続けるとは限りません。骨密度が改善し、骨折リスクが下がった段階で、薬を休むか、ビタミンDなど負担の少ない薬に切り替えることができます。定期的に検査を行いながら、出口まで一緒に考えていきます。
- 食事でカルシウムを摂っていれば大丈夫ですか?
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カルシウムはもちろん大切ですが、それだけでは十分でないことがほとんどです。吸収を助けるビタミンDが不足していると、食事からカルシウムをとっても骨に届きにくくなります。食事内容を確認したうえで、必要に応じてサプリメントやお薬での補充をご提案します。
- しっかり歩いていると骨は丈夫になりますか
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歩行することは骨への影響に良い影響がありますが、骨密度を上昇するほどの効果はありません。かかと落としや階段昇降・筋力トレーニングが骨への刺激となり、骨が形成されるのを促します。
院長からのメッセージ
「骨粗しょう症は高齢になってからの病気」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は50代・閉経前後からのケアが、30年後の体を大きく左右します。
「まだ大丈夫かな」と思っているうちに検査を受けていただくことが、寝たきりを防ぐ一番の近道です。地域の皆さまが、これからも自分の足で歩き続けられるよう、全力でお手伝いします。まず5分の検査から始めてみませんか。
参考:日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」 厚生労働省 e-ヘルスネット「骨粗鬆症」

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