RHEUMATOID ARTHRITIS
手指や手首の腫れ、朝のこわばりが続くときは、関節リウマチを含む炎症性関節炎の評価が必要です。
関節リウマチは、免疫の異常によって関節の滑膜に炎症が起こる病気です。発症早期には、血液検査やレントゲンが正常でも関節炎が存在することがあります。診断には、症状の経過、実際の関節所見、血液検査、画像検査を組み合わせた判断が欠かせません。
きひら整形外科では、整形外科専門医かつリウマチ専門医・指導医である院長が、関節エコーを活用して早期診断を行い、抗リウマチ薬から生物学的製剤、JAK阻害薬、運動・リハビリテーションまで継続して診療します。
RFや抗CCP抗体が陰性でも、関節リウマチを否定することはできません。
一方で、抗体が陽性でも関節リウマチとは限りません。検査値だけで判断せず、関節が実際に腫れているか、滑膜炎があるかを確認することが重要です。
関節リウマチの主な症状と受診の目安
関節リウマチでは、痛みだけでなく「腫れ」と「こわばり」が重要な手がかりになります。典型的には手指の付け根(MCP関節)、第2関節(PIP関節)、手首、足趾の付け根(MTP関節)に炎症が起こります。左右に似た分布を示すことが多い一方、発症初期は片側や1~2関節だけのこともあります。
- 朝、手がこわばり、握りにくい
- 指の付け根や第2関節、手首が腫れている
- 起床後や長く休んだ後に動かしにくい
- 指輪が入りにくくなった
- ペットボトルのふたやドアノブを回しにくい
- 足趾の付け根が痛み、歩き始めがつらい
- 肩、肘、膝、足首など複数の関節が痛む
- 腱鞘炎やばね指を繰り返す
- 微熱、倦怠感、食欲低下が続く
- 痛み止めで一時的に軽くなるが、腫れが戻る
朝のこわばりは30分以上続くことが多いものの、持続時間だけで診断はできません。高齢発症では、手指よりも肩、膝、手首など比較的大きな関節から急に始まることがあります。
早めの受診を勧める所見
- 目で見て分かる関節の腫れがある
- 朝のこわばりや腫れが繰り返す、または数週間続いている
- 複数の関節へ症状が広がっている
- RFまたは抗CCP抗体が陽性と指摘された
- 家事、仕事、歩行などに支障が出ている
同日中の医療機関受診を考える症状
1つの関節が急に赤く腫れて激しく痛む、発熱や悪寒を伴う、全身状態が悪い場合は、感染性関節炎や結晶誘発性関節炎などの可能性があります。通常の予約日を待たず、早急に医療機関へご相談ください。
関節リウマチとは
関節を包む関節包の内側には、滑膜という薄い組織があります。関節リウマチでは免疫の制御が崩れ、滑膜に慢性炎症が生じます。炎症が続くと滑膜が厚くなり、軟骨や骨が傷み、関節の動かしにくさや変形につながります。腱を包む腱鞘にも炎症が起こるため、腱鞘炎、ばね指、腱断裂として現れることもあります。
かつては関節変形が避けにくい病気と考えられていましたが、現在は早期から疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)で炎症を十分に抑えることで、関節破壊を防ぎ、仕事や家事、運動を続けられる状態を目指せるようになっています。
関節以外にも影響することがあります
関節リウマチは全身性の炎症性疾患です。患者さんによっては、貧血、骨粗鬆症、間質性肺疾患、胸膜炎、眼の炎症、皮下結節、シェーグレン病などを合併します。関節以外の症状も治療選択や安全管理に関わるため、咳・息切れ、眼の痛みや充血、強い眼・口の乾燥などがあれば診察時にお伝えください。
関節リウマチの原因
関節リウマチは、1つの原因で発症する病気ではありません。遺伝的ななりやすさに、喫煙などの環境要因や粘膜の慢性炎症が重なり、免疫寛容が崩れることで発症すると考えられています。[7]
遺伝的な体質
HLA-DRB1をはじめ、免疫応答に関わる複数の遺伝因子が発症リスクに関与します。ただし、単一遺伝子で決まる遺伝病ではありません。家族に患者さんがいると発症しやすさは上がりますが、家族の多くが発症するわけではありません。
喫煙
喫煙は、確立した修正可能な環境リスクの1つで、特に抗CCP抗体(ACPA)陽性関節リウマチとの関連が強いとされています。発症後も、症状・治療反応や心肺血管リスクに影響するため、禁煙には意味があります。[6][7]
歯周病・口腔内の慢性炎症
関節リウマチと歯周病には関連があり、口腔内細菌や蛋白のシトルリン化を介した機序が研究されています。[8] ただし、歯周病だけが関節リウマチを起こすと証明されたわけではありません。口腔衛生を保ち、歯周病があれば歯科で治療することが大切です。
その他の要因
女性に多く、肥満、肺への粉じん曝露、気道・腸管など粘膜環境との関連も研究されています。一方、手の使い過ぎ、特定の食べ物、精神的ストレスだけを原因とする病気ではありません。
発症は患者さんの責任ではありません。生活習慣だけで発症を説明することはできず、発症後に食事や休養だけで炎症を抑えることも困難です。修正できる要因には取り組みつつ、必要な薬物治療を遅らせないことが重要です。
早期診断・早期治療が重要な理由
関節リウマチでは、症状がまだ軽い時期から骨びらんが生じることがあります。関節破壊が進んでから痛みだけを抑えても、失われた軟骨や骨を元に戻すことは容易ではありません。そのため、持続する滑膜炎を早く見つけ、診断後は速やかにDMARDsを開始します。
治療では、寛解または低疾患活動性という目標を定め、腫脹関節数、圧痛関節数、炎症反応、患者さんの症状などを定期的に評価します。これをTreat to Target(T2T:目標達成に向けた治療)と呼びます。おおむね3か月で十分な改善がみられない場合、または6か月までに目標へ到達しない場合は、服薬状況や診断を再確認し、治療調整を検討します。[3]
早期には左右対称性がそろわない、RF・抗CCP抗体が陰性、CRPが上がらない、レントゲンが正常ということもあります。「典型的でないから除外する」のではなく、経過を追いながら関節所見を確認する姿勢が必要です。
関節リウマチの検査と診断
関節リウマチを1回の血液検査だけで診断・除外することはできません。問診、関節診察、血液検査、関節エコー、レントゲンを組み合わせ、感染症、結晶誘発性関節炎、変形性関節症、他の膠原病などを除外して診断します。
問診・関節診察
症状が始まった時期、朝のこわばり、腫れの経過、日常生活への影響、家族歴、喫煙歴、感染症、皮膚・眼・口腔・呼吸器症状を確認します。手指だけでなく、手首、肘、肩、膝、足首、足趾まで診察し、腫脹、圧痛、熱感、可動域、腱鞘炎の有無を評価します。
血液検査(外注検査)
| 主な項目 | 評価する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| RF(リウマトイド因子) | 診断・予後を考える材料 | 健康な方、高齢者、感染症、他疾患でも陽性になることがあります |
| 抗CCP抗体(ACPA) | 関節リウマチに比較的特異度が高い自己抗体 | 陰性の関節リウマチもあります |
| CRP・赤沈(ESR) | 全身の炎症の程度 | 早期や一部の患者さんでは正常のことがあります |
| 血算、肝機能、腎機能 | 全身状態と薬剤選択・安全性 | 治療開始後も定期的に確認します |
| MMP-3 | 滑膜炎の活動性をみる補助指標 | 他の病態でも上昇し、単独で診断はできません |
必要に応じて、抗核抗体など他の膠原病を調べる検査、B型・C型肝炎、結核など治療前の感染症スクリーニングも行います。当院の血液検査は外注のため、項目により結果説明は後日となります。
関節エコー(パワードプラ)
関節エコーでは、診察室で滑膜肥厚、関節液、腱鞘炎、骨びらんを確認できます。パワードプラ法は、炎症部位の血流シグナルを捉え、活動性評価の補助になります。腫れがわずかな早期例、血液検査が陰性の例、変形性関節症や腱鞘炎との区別が難しい例で特に有用です。ただし、エコー所見だけで病名を決めることはせず、診察・血液・他の画像所見と統合します。
レントゲン検査
手・足などのレントゲンで、骨びらん、関節裂隙の狭小化、骨の配列、変形性関節症、軟骨石灰化などを確認します。早期には異常がないこともありますが、治療開始時の基準画像として、その後の変化を比較するうえでも重要です。
関節液検査・骨密度検査
1関節が急に強く腫れた場合は、必要に応じて関節液を採取し、細菌感染や尿酸・ピロリン酸カルシウム結晶の有無を調べます。また、関節リウマチ、活動量低下、閉経、ステロイド治療はいずれも骨折リスクに影響します。該当する方にはDXA法による骨密度検査を行い、骨粗鬆症を評価します。
ACR/EULAR 2010分類基準について
少なくとも1関節に臨床的滑膜炎があり、それをより適切に説明する別疾患がないことを前提に、障害関節数、RF・抗CCP抗体、CRP・赤沈、症状の持続期間を点数化します。合計6/10点以上が「definite RA」の分類に相当します。[1] ただし、これは本来研究で患者群を定義するための分類基準であり、点数だけで個々の患者さんを機械的に診断・除外するものではありません。
関節リウマチと間違えやすい病気
手指の痛みや血液検査の異常があっても、原因が関節リウマチとは限りません。治療が異なるため、次の病気を含めて鑑別します。
| 疾患 | 見分ける手がかり |
|---|---|
| 変形性関節症・メノポーザルハンド | 指先の第1関節(DIP)、第2関節(PIP)、母指CM関節に多く、骨性の腫れや使用時痛が中心です。炎症を伴う例もあります。 |
| 乾癬性関節炎 | 皮膚・頭皮の乾癬、爪の陥凹や剥離、指全体の腫れ、DIP関節炎、付着部炎が手がかりです。 |
| 痛風・CPPD関節炎(偽痛風) | 関節が急に赤く腫れて強く痛みます。関節液中の結晶や画像所見で確認します。 |
| リウマチ性多発筋痛症 | 50歳以上に発症し、肩・骨盤周囲の強いこわばりと痛みが中心です。末梢関節炎を伴うこともあります。 |
| 全身性エリテマトーデス・シェーグレン病など | 皮疹、口内炎、日光過敏、脱毛、眼・口の乾燥など、関節以外の症状や自己抗体を確認します。 |
| 腱鞘炎・ばね指・手根管症候群 | 腱や神経が主な原因ですが、関節リウマチの初期症状や合併症として生じることもあります。 |
| 感染性・ウイルス性関節炎 | 発熱、急激な発症、発疹、全身症状が手がかりです。感染性関節炎は緊急治療を要します。 |
「リウマチ反応が陽性だから関節リウマチ」「陰性だから関節リウマチではない」という判断は適切ではありません。関節の分布、滑膜炎の有無、時間経過を含めた評価が必要です。
関節リウマチの治療
治療の中心は、免疫異常を調整して関節炎と関節破壊を抑えるDMARDsです。目標は痛みの軽減だけではなく、臨床的寛解または低疾患活動性を達成し、関節機能と生活を長期に保つことです。薬剤は、疾患活動性、関節破壊リスク、年齢、腎・肝・肺機能、感染症、妊娠希望、心血管・血栓・悪性腫瘍リスク、通院方法を踏まえて選択します。[2][3][4]
従来型合成抗リウマチ薬(csDMARDs)
メトトレキサート(MTX)は、多くの患者さんで治療の中心となる薬です。週単位で服用する薬であり、連日内服による誤薬を防ぐため、服用曜日と休薬日を明確にします。多くの場合は葉酸を併用し、血球、肝機能、腎機能などを定期的に確認します。病状や合併症に応じて、サラゾスルファピリジン、イグラチモド、タクロリムスなどを単独または組み合わせて使用します。
MTXはすべての患者さんに適するわけではありません。妊娠・授乳、腎機能障害、肝疾患、肺疾患などを確認し、使用できない場合は別のDMARDを選びます。
生物学的製剤(bDMARDs)
TNF、IL-6受容体、T細胞の活性化など、炎症に関わる特定の経路を標的とする薬です。csDMARDsで目標に達しない場合や、関節破壊リスクが高い場合に検討します。当院では自己注射または院内注射を中心に提案します。点滴製剤にも対応しますが、薬剤特性、合併症、安全性、通院負担を比較して選択します。
JAK阻害薬(tsDMARDs)
細胞内の炎症シグナルを抑える内服薬です。高い効果が期待できる一方、帯状疱疹などの感染症、静脈血栓塞栓症、主要心血管イベント、悪性腫瘍などのリスクを個別に評価する必要があります。年齢、喫煙歴、心血管疾患、血栓症、悪性腫瘍の既往を確認し、他の治療選択肢と比較して使用を判断します。
痛み止め・ステロイド・関節注射の位置づけ
NSAIDsなどの鎮痛薬は症状を和らげますが、単独では関節破壊を防げません。ステロイドは速効性がありますが、感染症、糖尿病、骨粗鬆症などのリスクがあるため、必要最小限の量と期間にとどめます。限られた関節に炎症が残る場合は、感染を除外したうえで、エコーガイド下関節注射を検討します。いずれもDMARDsによる全身治療を補う位置づけです。
治療前・治療中の安全管理
免疫を調整する薬を安全に使うため、必要に応じて結核、B型・C型肝炎、胸部画像などを確認します。治療中は血球、肝・腎機能、炎症反応を定期的に測定し、感染症や薬剤副作用を早期に把握します。疾患活動性だけでなく、血圧、脂質、糖尿病、骨粗鬆症などの併存リスクも評価します。
寛解しても自己判断で中止しないでください。症状が落ち着いていても、薬によって炎症が抑えられている可能性があります。十分な期間にわたり寛解が続いた場合は減量を検討できますが、再燃リスクを踏まえ、診察と検査を確認しながら段階的に調整します。
日常生活で気をつけたいこと
生活上の工夫は薬物治療の代わりではありませんが、感染症や副作用を防ぎ、関節機能と体力を保つために重要です。
薬を決めた方法で服用する
特にMTXは週単位で服用します。曜日を固定し、薬剤一覧やお薬手帳を活用してください。飲み忘れや誤薬があっても、自己判断で追加服用せず確認してください。
感染症の兆候を見逃さない
発熱、強い咳、息切れ、帯状疱疹を疑う痛みと発疹、排尿時痛などがある場合は、次の服薬や注射の前に医療機関へ連絡してください。緊急性が高い症状は救急受診が必要です。
炎症の強い関節に負荷を集中させない
腫れて熱を持つ関節は、高負荷運動や強いストレッチを避けます。太い持ち手を使う、両手で持つ、連続作業を分けるなど、関節保護を意識します。安静にし過ぎて全身の活動量を落とさないことも大切です。
禁煙に取り組む
喫煙は関節リウマチだけでなく、感染症、心血管疾患、肺疾患、骨粗鬆症にも不利です。自力で難しい場合は、禁煙外来などの支援を利用してください。
口腔ケアと歯科受診を続ける
歯磨きと歯間清掃を行い、歯肉出血、腫れ、歯のぐらつきがあれば歯科へ相談してください。抜歯や大きな歯科治療を受ける際は、抗リウマチ薬を使用していることを歯科医へ伝えます。
食事は「治す食品」より全体の質を重視する
特定の食品やサプリメントだけで関節炎を抑える十分な根拠はありません。適正体重を保ち、野菜、魚、豆類、全粒穀物、良質な蛋白質を含むバランスのよい食事を基本にします。
ワクチンを計画的に受ける
インフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹などは、年齢と使用薬に応じて検討します。免疫抑制治療中に接種できない生ワクチンがあるため、接種前に主治医へ確認してください。
妊娠・手術は早めに相談する
妊娠前に中止・変更が必要な薬があります。本人またはパートナーの妊娠を予定している場合は、使用者の性別と薬剤ごとに対応が異なるため早めにご相談ください。手術や大きな歯科処置の予定も、休薬の要否を個別に判断します。
診察時には、朝のこわばりの長さ、腫れた関節、発熱、服薬状況を簡単に記録しておくと、病状評価に役立ちます。市販薬やサプリメントを追加する場合も、相互作用や肝・腎機能への影響があるためお知らせください。
運動・リハビリテーション
関節炎を薬で抑えることが前提ですが、炎症が改善しても、筋力、持久力、関節可動域、動作への自信が自然に元へ戻るとは限りません。DMARDsに加えて、病状に合わせた運動を継続することは強く推奨されています。[5][9]
炎症が強い時期は、腫れている関節への負荷を減らしながら、痛みのない範囲の可動域運動や等尺性運動で機能低下を防ぎます。病勢が落ち着いた後は、有酸素運動、筋力トレーニング、バランス練習を段階的に進めます。運動量は、炎症、関節変形、腱障害、心肺機能、骨粗鬆症の有無に応じて調整します。
当院では、医師が疾患活動性と関節・腱の状態を評価し、理学療法士と共有したうえで、歩行、階段、立ち座り、家事・仕事動作、運動再開などの目標に合わせてリハビリを行います。必要に応じて装具、補助具、手術治療を含む専門医療機関への紹介も検討します。
当院の関節リウマチ診療
整形外科とリウマチ、両方の専門性
薬物治療だけでなく、関節・腱・骨・歩行機能を整形外科の視点から評価します。変形性関節症、腱鞘炎、結晶誘発性関節炎などとの鑑別も重視します。
関節エコーによる炎症評価
必要に応じてパワードプラを用い、診察だけでは判断しにくい滑膜炎や腱鞘炎を確認します。血液検査が陰性でも症状が続く方を、数値だけで判断しません。
高度治療まで継続して対応
csDMARDs、生物学的製剤、JAK阻害薬を扱います。生物学的製剤は注射製剤を中心とし、点滴治療にも対応します。入院精査や専門処置が必要な場合は連携医療機関へ紹介します。
骨と運動機能まで管理
DXAによる骨粗鬆症評価と、理学療法士による運動器リハビリテーションを組み合わせ、炎症が落ち着いた後の身体機能まで診療します。
刈谷市を中心に、東浦町、高浜市、大府市、知立市など西三河周辺で、未診断の関節症状がある方、現在の治療をリウマチ専門医へ相談したい方を診療します。
初診時の流れ
- 問診
症状の始まり、朝のこわばり、腫れの部位、既往歴、服薬、妊娠希望などを確認します。 - 関節診察
手指だけでなく、必要に応じて全身の関節・腱を診察します。 - 画像検査
所見に応じて関節エコー、手足などのレントゲンを行います。 - 血液検査
RF、抗CCP抗体、CRP・赤沈、血算、肝・腎機能などを外注検査で確認します。 - 診断と治療方針の説明
その日の所見と後日判明する検査結果を統合して説明します。初診時に診断が確定せず、経過観察や追加検査が必要なこともあります。
紹介状は必須ではありません。他院で検査・治療を受けている方は、紹介状、検査結果、画像データ、お薬手帳をお持ちいただくと、重複検査を減らしやすくなります。
関節リウマチについてよくある質問
RFと抗CCP抗体が陰性なら、関節リウマチではありませんか?
RFや抗CCP抗体が陽性なら、治療が必要ですか?
片手だけ、1つの関節だけでも関節リウマチはありますか?
高齢になってから発症することはありますか?
関節リウマチは治りますか?薬は一生必要ですか?
痛み止めやステロイドだけで治療できますか?
生物学的製剤やJAK阻害薬は怖い薬ですか?
関節リウマチがあっても運動してよいですか?
妊娠を希望しています。治療は続けられますか?
他院で治療中でも相談できますか?紹介状は必要ですか?
医学監修・執筆:紀平 大介
きひら整形外科 院長
日本整形外科学会認定 整形外科専門医/日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医・指導医
最終更新日:2026年8月17日
参考文献・診療ガイドライン
- Aletaha D, et al. 2010 Rheumatoid arthritis classification criteria: an ACR/EULAR collaborative initiative. Arthritis Rheum. 2010;62:2569-2581. PubMed(PMID: 20872595)
- 日本リウマチ学会 編.関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂.診断と治療社,2024.日本リウマチ学会公式ページ
- Smolen JS, et al. EULAR recommendations for the management of rheumatoid arthritis with synthetic and biologic disease-modifying antirheumatic drugs: 2025 update. Ann Rheum Dis. 2026;85:991-1009. PubMed(PMID: 41826212)
- Fraenkel L, et al. 2021 American College of Rheumatology Guideline for the Treatment of Rheumatoid Arthritis. Arthritis Care Res. 2021;73:924-939. PubMed(PMID: 34101387)
- England BR, et al. 2022 American College of Rheumatology Guideline for Exercise, Rehabilitation, Diet, and Additional Integrative Interventions for Rheumatoid Arthritis. Arthritis Rheumatol. 2023;75:1299-1311. PubMed(PMID: 37227071)
- Gwinnutt JM, et al. 2021 EULAR recommendations regarding lifestyle behaviours and work participation to prevent progression of rheumatic and musculoskeletal diseases. Ann Rheum Dis. 2023;82:48-56. PubMed(PMID: 35260387)
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- Fuggle NR, et al. Hand to Mouth: A Systematic Review and Meta-Analysis of the Association between Rheumatoid Arthritis and Periodontitis. Front Immunol. 2016;7:80. PubMed(PMID: 26973655)
- Rausch Osthoff AK, et al. EULAR recommendations for physical activity in people with inflammatory arthritis and osteoarthritis: 2025 update. Ann Rheum Dis. 2026;85:1026-1038. PubMed(PMID: 42036268)
本ページは、関節リウマチについて理解していただくための一般的な医学情報です。診断や治療は、症状、診察所見、検査結果、併存疾患によって異なります。個別の判断については医師へご相談ください。
